【電気工事士２種筆記】電線を束にして施設したときの電線１本当たりの許容電流と電流減少係数(R2年度下期-午前問8)

問題＜R2年下期午前問8＞
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に断面積　5.5mm² の 600V 絶縁電線(軟銅線)４本を収めて施設した場合、電線１本当たりの許容電流 [A] は。
ただし、周囲温度は 30℃以下、電流減少係数は 0.63 とする

＜解答の選択肢＞

【出典：令和２年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午前問】

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断面積　5.5mm² の電線１本の許容電流は 49A。同一管に４本束にしたときの電流減少係数は 0.63。したがって、管に収めたときの電線１本当たりの許容電流は 31A

解法と解説

電線の許容電流と電流減少係数は、毎回出題されている合格の超必須項目。確実に正解できるように、きっちりマスターを。

より線の絶縁電線 1本当たりの許容電流は、断面積によって次のように決められている。

(周囲温度 30℃以下)

断面積　5.5mm² の 600V 絶縁電線(軟銅線)の許容電流は 49A。

次に、問題文に記述されているように、同一管に 4本電線を施設する場合の電流減少係数は 0.63。

したがって、求める電線 1本当たりの許容電流は

49[A] × 0.63 = 30.87[A]

電線の許容電流と電流減少係数は、毎回出題されている合格の超必須項目。確実に正解できるように、きっちりマスターを。