【電気工事士2種筆記】零相変流器の役割(R2年度下期-午後問15)

問題 <R2年下期 午後問15>
漏電遮断器に内蔵されている零相変流器の役割は

<解答の選択肢>

  1. 不足電圧の検出
  2. 短絡電流の検出
  3. 過電圧の検出
  4. 地絡電流の検出

【出典:令和2年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午後問15】



零相変流器(ZCT)の役割は地絡電流の検出

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解法と解説

方針

測定器・計測器の名称と機能(用途)は合格の必須項目。

ただ、この問題に出題されている零相変流器は、2種筆記試験としては少々マイナー(1種では必須項目なのだが)

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零相変流器の英語名は Zero-Phase Current Transformer; ZCT。地絡電流を検知するトランスのこと。

正解は選択肢4。

ちなみに、他の選択肢の用途を、測定器の用語で英語表現してみると…

不足電圧:Under Voltage
短絡電流:Over Current
過電圧 :Over Voltage
地絡電流:Earth Leakage Current, Zero-phase Current

上から3つは日本語と英語が対応しそうだから、そんなもんかぁ、ととりあえず納得してもらえると思う。

問題は地絡電流。地絡電流を英語に訳すと Earth Leakage Current。だから漏電遮断器も図記号では BE と表現される。しかし、地絡電流を検出する測定器は Zero-Phase Current Transformer; ZCT と呼ぶ。

まとめ

測定器・計測器の名称と機能(用途)は合格の必須項目。

ただ、この問題に出題されている零相変流器は、2種筆記試験としては少々マイナー(1種では必須項目なのだが)

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