【電気工事士2種筆記】三相交流配電路の線間電圧(R2年度下期-午後問5)

問題 <R2年下期 午後問5>
図のような三相負荷に三相交流電圧を加えたとき、各線に 15A の電流が流れた。線間電圧 E[V] は

<解答の選択肢>
(選択肢は省略)

【出典:令和2年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午後問5】



三相負荷はスター結線。負荷1相の両端電圧=相電圧は 150V。線間電圧は相電圧の√3倍だから、260V

関連問題
R3年下期-午後問5(線電流)
R3年下期-午前問5(線間電圧)
R3年上期-午後問5(線電流)
R2年下期-午後問5(線間電圧)

同じ年度の問題
前の問題(問4)
次の問題(問6)
令和2年度下期-午後問題一覧

解法と解説

方針

三相交流回路の線間電圧に関連する問題は、過去6回で4回出題の合格の必須項目。マスターすべきは一つだけなので、早めのマスターをお勧めする。

重要ポイントは、スター結線(Y結線)の線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]

ふくラボ流攻略法

三相交流回路スター結線の相電圧と線間電圧を図示すると、

図中にも書いてある通り、(負荷が)Y結線で回路が対称(それぞれの負荷が等しい)とき、次の関係式が成り立つ。

線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]

上の図と問題文の図を眺めると、問題文の負荷はスター結線(Y結線)。

10Ω 抵抗に 15A 流れたということは、抵抗両端の電圧=相間電圧は 100V

そして線間電圧は相間電圧の √3 倍なので、

V = √3 × 150 = 259.8… [V]

まとめ

三相交流回路の線間電圧に関連する重要ポイントは、

  • 線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]
  • 関連問題
    R3年下期-午後問5(線電流)
    R3年下期-午前問5(線間電圧)
    R3年上期-午後問5(線電流)
    R2年下期-午後問5(線間電圧)

    解説
    三相交流回路の相電圧と線間電圧

    同じ年度の問題
    前の問題(問4)
    次の問題(問6)
    令和2年度下期-午後問題一覧

    タイトルとURLをコピーしました