問題 ＜R2年下期 午後問22＞
機械器具の金属製外箱に施す D種接地工事に関する記述で、不適切なものは
＜解答の選択肢＞
- 一次側 200V、二次側 100V、3kV・A の絶縁変圧器 (二次側非接地) の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し、接地を施さないで使用した
- 三相 200V 定格出力 0.75kW 電動機外箱の接地線に直径 1.6mm の IV 電線 (軟銅線) を使用した
- 単相 100V 移動式の電気ドリル (一重絶縁) の接地線として多心コードの断面積 0.75mm2 の 1心を使用した
- 単相 100V 定格出力 0.4kW の電動機を水気のある場所に設置し、定格感度電流 15mA、動作時間 0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので、接地工事を省略した
【出典：令和２年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午後問22】
不適切なのは選択肢４。D種接地工事を省略できるのは、乾燥した場所に設置した場合
関連問題
・R3年下期-午後問22(施工条件)
・R3年下期-午後問26(絶縁抵抗と接地抵抗)
・R3年下期-午後問38(接地線太さと抵抗値)
・R3年下期-午前問20(省略条件)
・R3年下期-午前問38(抵抗値)
・R3年上期-午後問22(省略条件)
・R3年上期-午後問26(絶縁抵抗と接地抵抗)
・R3年上期-午後問37(抵抗値)
・R2年下期-午後問22(施工条件)
・R2年下期-午後問38(工事種類と太さ)
・R2年下期-午前問22(省略条件)
・R2年下期-午前問26(接地線太さと抵抗値)
・R2年下期-午前問36(工事種類と抵抗値)
同じ年度の問題
・前の問題(問21)
・次の問題(問23)
・令和２年度下期-午後問題一覧
解法と解説
方針
接地工事は、過去６回で 13回も出題されている、合格の超必須項目。
ただし、この問題は、すべての選択肢の正誤を判断しようとすると、かなり細かい内容まで理解しないといけなくて困難。重要ポイント押さえて、過去問 60点超えを達成してからの攻略をお勧めする。
ふくラボ流攻略法
それぞれの選択肢を吟味していく。
選択肢１
えらくややこしい記述なので、適切／不適切の判断は保留。
(正しくは適切)
選択肢２
D種接地工事の接地線は直径 1.6mm以上の単心線を使えば良いので、適切。
選択肢３
接地線に多芯コードを使うのは、重要ポイントからは外れているので、適切／不適切の判断は保留。
(正しくは適切)
選択肢４
接地工事の省略条件で必ずマスターすべきは、水気のある場所はＮＧ。
この条件を頭に入れて各選択肢を眺めていくと、「水気のある場所に設置し…接地工事を省略」とある。
水気のある場所での接地工事省略は不可なので、この選択肢４が不適切。
まとめ
接地工事は、過去６回で 13回も出題されている、合格の超必須項目。
ただし、この問題は、すべての選択肢の正誤を判断しようとすると、かなり細かい内容まで理解しないといけなくて困難。重要ポイント押さえて、過去問 60点超えを達成してからの攻略をお勧めする。
関連問題
・R3年下期-午後問22(施工条件)
・R3年下期-午後問26(絶縁抵抗と接地抵抗)
・R3年下期-午後問38(接地線太さと抵抗値)
・R3年下期-午前問20(省略条件)
・R3年下期-午前問38(抵抗値)
・R3年上期-午後問22(省略条件)
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・R2年下期-午後問22(施工条件)
・R2年下期-午後問38(工事種類と太さ)
・R2年下期-午前問22(省略条件)
・R2年下期-午前問26(接地線太さと抵抗値)
・R2年下期-午前問36(工事種類と抵抗値)
解説
・接地工事
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