【電気工事士2種筆記】ビニル絶縁電線(軟銅線)を束にして施設した場合の許容電流(R3年度上期-午後問8)

問題 <R3年上期 午後問8>
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径 1.6mm の 600V ビニル絶縁電線 (軟銅線) 6本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流 [A] は。ただし、周囲温度は 30℃以下、電流減少係数は 0.56 とする。

<解答の選択肢>

  1. 15
  2. 19
  3. 20
  4. 27

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問3】



直径 1.6mm の軟銅線が1本だけあるときの許容電流は 27A。その銅線を同一管に 6本収めた場合、電流減少係数は 0.56 だから、電線1本当たりの許容電流は 15A

類似問題
R3年下期-午後問8
R3年下期-午前問8
R3年下期-午前問12(ゴムコード)
R3年上期-午後問8
R3年上期-午後問23(電流減少係数)
R3年上期-午前問8
R2年下期-午後問8
R2年下期-午前問8

同じ年度の問題
前の問題(問7)
次の問題(問9)
令和3年度上期-午後問題一覧

解法と解説

方針

電線の許容電流と電流減少係数の問題は、合格超必須項目。確実に得点できるように。

ふくラボ流攻略法

直径 1.6mm の単心電線の許容電流は、次の表から 27A。

(周囲温度 30℃以下)

心線太さ [mm] 許容電流 [A]
1.6 27
2.0 35
2.6 48
3.2 62

次に、6本の電線を同一管に収めたときの電流減少係数は、問題文から 0.56。下の表でも確認を。

束の電線数 電流減少係数
~3本 0.7
4本 0.63
5~6本 0.56

したがって、直径 1.6mm 電線を同一管に6本収めたときの、電線1本当たりの許容電流は、

27[A] × 0.56 = 15.12[A]

まとめ

電線の許容電流と電流減少係数の問題は、合格超必須項目。確実に得点できるように。

解説
電線の許容電流

類似問題
R3年下期-午後問8
R3年下期-午前問8
R3年下期-午前問12(ゴムコード)
R3年上期-午後問8
R3年上期-午後問23(電流減少係数)
R3年上期-午前問8
R2年下期-午後問8
R2年下期-午前問8

同じ年度の問題
前の問題(問7)
次の問題(問9)
令和3年度上期-午後問題一覧

タイトルとURLをコピーしました