【電気工事士２種筆記】単相交流回路の消費電力と力率、電流の関係(R3年度下期-午後問4)

問題＜R3年下期午後問4＞
単相 200V の回路に、消費電力 2.0kW、力率 80% の負荷を接続した場合、回路に流れる電流 [A]は。

＜解答の選択肢＞
(選択肢は省略)

【出典：令和３年度第ニ種電気工事士筆記試験下期午後問4】

答えはこちら
回路に流れる電流は 12.5A

解法と解説

交流回路の力率についての計算問題は、消費電力と合わせるとほぼ毎回出題される合格必須項目。

力率の求め方をマスターしていれば得点源にできる。

回路の力率を求める公式は次の通り。

回路の電源電圧、電源から流れ出す電流(回路電流)、負荷での消費電力が分かれば、力率は上の式で求められる。

この問題は回路図が描かれていない珍しいタイプであるが、問題文から力率を求めるために必要な値を書き出してみる。

この３つの数値を公式に代入すると、回路に流れる電流=電源電流は、

0.8 = 2000 [W] / (200 [V] × 回路電流 [A])

回路電流 = 12.5 [A]

交流回路の力率についての計算問題は、消費電力と合わせるとほぼ毎回出題される合格必須項目。

過去問を繰り返し解き、力率の求め方をマスターすれば得点源にできる。