【電気工事士２種筆記】銅線の抵抗率、断面積と長さ(R2年度下期-午前問2)

問題＜R2年下期午前問2＞
Ａ，Ｂ２本の同材質の銅線がある。Ａは直径 1.6mm、長さ 20m、Ｂは直径 3.2mm、長さ 40m である。Ａの抵抗はＢの抵抗の何倍か

＜解答の選択肢＞
(選択肢は省略)

【出典：令和２年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午前問2】

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導線の抵抗は「抵抗率×長さ÷断面積」で計算できる。Ａ，Ｂは同じ材質なので、抵抗率は等しい。以上から、Ａの抵抗はＢの抵抗の２倍。

解法と解説

銅線の抵抗・抵抗率・断面積・長さの関係を表す問題は、過去６回で５回出題されている合格の必須項目。基本となる公式を１つマスターすべし。

銅線(導線)の抵抗 R は、抵抗率 ρ、長さ L 、断面積 S を使って次の公式で求めることができる。

注意点は、長さと断面積とも [m] を基本としている点。

銅線 A, B は同材質だから、抵抗率を ρ とする。

まず A の抵抗 R_A を計算する。断面積を S_A とすると、

抵抗 R_A は

次に B の断面積、抵抗をそれぞれ S_B、R_B とすると、

求めるのは、A の抵抗 R_A が B の抵抗 R_B の何倍だから、

銅線の抵抗・抵抗率・断面積・長さの関係を表す問題は、過去６回で５回出題されている合格の必須項目。基本となる公式を１つマスターすべし。