問題 <R2年下期 午前問23>
硬質塩化ビニル電線管による合成樹脂管工事として、不適切なのは
<解答の選択肢>
- 管の支持点間の距離は 2m とした
- 管相互及び管とボックスの接続で、専用の接着剤を使用し、管の差込み深さを管の外径の 0.9倍とした
- 湿気の多い場所に施設した管とボックスの接続箇所に、防湿装置を施した
- 三相 200V 配線で、簡易接触防護措置を施した場所に施設した管と接続する金属製プルボックスに、D種接地工事を施した
【出典:令和2年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午前問23】
合成樹脂管の支持点間距離は 1.5m 以下。不適切なのは選択肢1
関連問題
・R3年下期-午後問23(支持点間距離)
・R3年下期-午前問39(FEP)
・R2年下期-午後問34(FEP)
・R2年下期-午前問23(総合問題)
・R2年下期-午前問39(PF)
同じ年度の問題
・前の問題(問22)
・次の問題(問24)
・令和2年度下期-午前問題一覧
解法と解説
方針
この問題の4つの選択肢全ての適切/不適切を正確に答えようとするとかなりの労力が必要。
まずは重要ポイント5つマスターすること。
ふくラボ流攻略法
重要ポイント
合成樹脂管工事の重要ポイントは次の 5つ。
- 種類はPF・CD・VE管
- 施工場所
- 支持点間距離 1.5m以下
- カップリングとボックスコネクタ
- 工具
各選択肢の吟味
重要ポイントと見比べながら、各選択肢を吟味していく。
選択肢1
重要ポイント3番にあるように、合成樹脂管の支持点間距離は 1.5m以下。この選択肢が不適切。
選択肢2
選択肢に記述された接続条件はかなり細かい内容。適切/不適切の判断は保留。
(実は適切)
選択肢3
まず、合成樹脂管は低圧屋内配線ではすべての施工場所・条件で施工OK。
次、湿気の多い場所に施設する場合に防湿装置を施すのは当然良いことだから、適切。
選択肢4
金属製ボックスには接地工事を施す必要がある。そして、使用電圧が 200V なので接地工事を施す場合は D種。適切。
まとめ
合成樹脂管工事の重要ポイントは 5つ。
- 種類はPF・CD・VE管
- 施工場所
- 支持点間距離 1.5m以下
- カップリングとボックスコネクタ
- 工具
関連問題
・R3年下期-午後問23(支持点間距離)
・R3年下期-午前問39(FEP)
・R2年下期-午後問34(FEP)
・R2年下期-午前問23(総合問題)
・R2年下期-午前問39(PF)
解説
・合成樹脂管工事
同じ年度の問題
・前の問題(問22)
・次の問題(問24)
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