【電気工事士2種筆記】遮断器の容量(R3年度上期-午前問37)

問題 <R3年上期 午前問37>
⑦で示す機器の定格電流の最大値 [A} は

(電路 j の下流図面)

<解答の選択肢>

  1. 15
  2. 20
  3. 30
  4. 50

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午前問37】



⑦は配線用遮断器。この遮断器の電路には、特記のない=定格容量 15A の2口コンセントが4つ。したがって、配線用遮断器の定格電流は 20A

関連問題
R3年下期-午後問10
R3年下期-午前問10
R3年上期-午後問10
R3年上期-午後問35
R3年上期-午前問10
R3年上期-午前問37
R2年下期-午後問10
R2年下期-午前問10

同じ年度の問題
前の問題(問36)
次の問題(問38)
令和3年度上期-午前問題一覧

解法と解説

方針

配線図面から過電流遮断器の容量を決定させる珍しいパターン。

ただし、分岐回路の遮断器容量と電線太さ、コンセント容量の問題は、毎回の試験で確実に出題されている超合格必須項目

この問題も確実に正解できるように。

ふくラボ流攻略法

配線図面で、機器⑦ は配線用遮断器

この遮断器の下流は電路 j である。この電路 j に何がつながっているかを探すと…2口コンセントが 4個見つかる。

これら4つのコンセントの傍記表示は “2” のみなので、コンセント容量はすべて 15A

分岐回路の遮断器容量と電線太さ・コンセント容量の表は

遮断器容量 [A] 電線太さ(最小) コンセント容量
単線 [mm] より線 [mm2]
15 1.6 2 15 A以下
20(ヒューズ) 2.0 3.5 20A
30 2.6 5.5 20~30A
40 3.2 8 30~40A
50 14 40~50A
20(配線用) 1.6 2 20A以下

⑤は配線用遮断器なので、コンセント容量 15A の電路に施設する遮断器の定格電流は 15A もしくは 20A。

問題文では「機器の定格電流の最大値 [A]」とあるから、答えは 20A。

まとめ

分岐回路の遮断器容量と電線太さ、コンセント容量の問題は、毎回の試験で確実に出題されている超合格必須項目。

関連問題
R3年下期-午後問10
R3年下期-午前問10
R3年上期-午後問10
R3年上期-午後問35
R3年上期-午前問10
R3年上期-午前問37
R2年下期-午後問10
R2年下期-午前問10

解説
分岐回路の遮断器容量と電線太さ、コンセント容量

同じ年度の問題
前の問題(問36)
次の問題(問38)
令和3年度上期-午前問題一覧

タイトルとURLをコピーしました