問題 <R3年上期 午後問35>
⑤で示す機器の定格電流の最大値 [A] は
(電路 h 周辺図)
<解答の選択肢>
- 15
- 20
- 25
- 30
【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問35】
⑤の機器は配線用遮断器。〇h 電路の下流には 15A コンセントが接続されている。このため、配線用遮断器の定格電流の最大値は 20A
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解法と解説
方針
配線図面から過電流遮断器の容量を決定させる珍しいパターン。
ただし、分岐回路の遮断器容量と電線太さ、コンセント容量の問題は、毎回の試験で確実に出題されている超合格必須項目。
この問題も確実に正解できるように。
ふくラボ流攻略法
配線図面で、機器5 は配線用遮断器。
この遮断器の下流は電路 h である。この電路 h に何がつながっているかを探すと…2口コンセントが見つかる。
このコンセント、傍記表示が “2” のみなので、コンセント容量は 15A。
分岐回路の遮断器容量と電線太さ・コンセント容量の表は
遮断器容量 [A] | 電線太さ(最小) | コンセント容量 | |
単線 [mm] | より線 [mm2] | ||
15 | 1.6 | 2 | 15 A以下 |
20(ヒューズ) | 2.0 | 3.5 | 20A |
30 | 2.6 | 5.5 | 20~30A |
40 | 3.2 | 8 | 30~40A |
50 | – | 14 | 40~50A |
20(配線用) | 1.6 | 2 | 20A以下 |
⑤は配線用遮断器なので、コンセント容量 15A から決定される遮断器の定格電流は 15A もしくは 20A。
問題文では「機器の定格電流の最大値 [A]」とあるから、答えは 20A。
まとめ
分岐回路の遮断器容量と電線太さ、コンセント容量の問題は、毎回の試験で確実に出題されている超合格必須項目。
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