【電気工事士2種筆記】低圧屋内配線工事における電線の許容電流(R3年度下期-午後問8)

問題 <R3年下期 午後問8>
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に断面積 3.5mm2 の 600V ビニル絶縁電線(軟銅線) 3本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流 [A] は。
ただし、周囲温度は 30℃ 以下、電流減少係数は 0.70 とする。

<解答の選択肢>

  1. 19
  2. 26
  3. 34
  4. 49

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験 下期 午後問8】



3.5mm2 電線の許容電流は 37A。3本を束にして収めたときの電流減少係数は 0.7。したがって、電線1本当たりの許容電流は 25.9A

類似問題
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解法と解説

方針

電線の許容電流は、関連問題を見てもらうと分かるように、ほぼ毎回出題されている合格超必須項目

許容電流の表を覚えるのは面倒かもしれないが、覚える価値あり。

ふくラボ流攻略法

問題の電線は「より線」。

より線1本当たりの許容電流は次の表の通り。

(周囲温度 30℃以下)

心線太さ [mm2 許容電流 [A]
2.0 27
3.5 37
5.5 49
8.0 61

この表から、断面積が 3.5mm2 のより線の許容電流は 37A。

そして、同一管に3本電線を収めたときの電流減少係数は、問題文で 0.70 と与えられている。

したがって、同一管に3本のより線 3.5mm2 施設するときの、電線1本当たりの許容電流は

37 [A] × 0.70 = 25.9 [A]

と計算できる。

この数値と最も近い選択肢は、選択肢2:26[A]。

まとめ

電線の許容電流に関する問題は、ほぼ毎回出題されている合格超必須項目。

許容電流の数値を覚えるのは少々手間だが、確実に2点ゲットできるようにマスターするのをお勧めする。

解説
電線の許容電流

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