【電気工事士2種-筆記問題解説】絶縁被覆電線とケーブルの耐熱温度

IV電線や CVケーブルの耐熱温度は、過去6回で3回出題された合格の分かれ道項目。

理由づけは難しいものの、耐熱温度はけっこう覚えやすいので、サクッとマスターして得点源にしておくのがお勧め。

合格するための重要ポイントは3つ。

  1. 一番低いのは 60℃
  2. CV は 90℃
  3. 耐燃性は 75℃

出題傾向と対策

耐熱温度

耐熱温度に理屈はなし。グループ分けして温度を覚えてしまおう。

耐熱温度[℃] 電線・ケーブル種類
60 IV
VVF
VVR
75 二種ビニル
“耐燃性”
90 CV
高温 MI

以上!

過去問

R3年上期 午後問12

低圧屋内配線として使用する 600Vビニル絶縁電線 (IV) の絶縁物の最高許容温度 [℃] は

<解法>
解答の選択肢はなくても、IV は 60℃グループと即答できるように。

R2年下期 午前問12

絶縁物の最高許容温度が最も高いものは

<解答の選択肢>

  1. 600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル (CV)
  2. 600V 二種ビニル絶縁電線 (HIV)
  3. 600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形 (VVR)
  4. 600V ビニル絶縁電線 (IV)

<解法>
3の VVR、4の IV は 60℃グループ、2の二種ビニルは耐燃性と同じ 75℃グループ。

そして、1の CV は 75℃。

まとめ

IV電線や CVケーブルの耐熱温度は 3つのグループに分けて覚える。

  1. 一番低いのは 60℃
  2. CV は 90℃
  3. 耐燃性は 75℃

関連問題
R3年上期-午後問12
R3年上期-午前問12
R2年下期-午後問12

材料・工具の解説一覧

タイトルとURLをコピーしました