【電気工事士2種-筆記問題解説】検相器のポイントは外観と役割(相順の検査)

検相器は、検相器単独では出題されていないものの、他の測定器・計測器との複合問題で、過去6回で5回出題されている、地味に重要な機器。

合格するための重要ポイントは2つ。

  1. 外観
  2. 役割

出題傾向と対策

役割

検相器の役割は、文字通り三相交流の相順(相回転)を調べるのに使われる。

三相交流を検査するから、検相器からは3本のリード線が出ているのが特徴。

過去問では、「相回転」との引っ掛けで、回転計と組み合わせた選択肢が出題されているので要注意。

外観

検相器の外観写真がこちら。

役割でも説明したように、三相交流の各ラインに接続するための3本のリード線がでているのが特徴。

過去問

R3年下期 午後問24

低圧電路で使用する測定器とその用途の組合せとして、正しいものは

<解答の選択肢>

  1. 電力計 と 消費電力量の測定
  2. 検電器 と 電路の充電の有無の確認
  3. 回転計 と 三相回路の相順(相回転)の確認
  4. 回路計(テスタ) と 絶縁抵抗の測定

<解法>
選択肢3で、三相回路の相順(相回転)の確認をするのは検相器であり、回転計ではない。

この選択肢のように、相順(相回転)の回転つながりで回転計を引っ掛けとして出題されることがあるので要注意。

ちなみに、正解は選択肢2の検電器。

R3年下期 午後問41

11で示す部分の接地抵抗を測定するものは

<解答の選択肢>

<解法>
選択肢ロは、計測器から3本のリード線が出ていて、これが検相器。

他の選択肢は
・イ:メガー(絶縁抵抗計)
・ハ:テスタ(回路計)
・ニ:接地抵抗計

まとめ

検相器はの重要ポイントは2つ。

  1. 外観
  2. 役割

関連問題
R3年下期-午後問24(役割)
R3年下期-午後問41(外観)
R3年上期-午後問24(用途)
R3年上期-午前問24(用途)
R3年上期-午前問44(外観)

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