特定電気用品<PS>Eとそれ以外の電気用品(PS)Eは、毎試験で必ず出題される問題。
し、か、し、この問題を確実に正解しようと思うと、電気用品が<PS>Eなのか(PS)Eなのかを暗記する必要があり、かなりの労力が必要。
だから、ふくラボとしては、超重要事項の2つをマスターした後は、他の問題で 60点以上取れるようになってからの学習をお勧めする。
- 電気用品とは
- <PS>Eと(PS)Eの電気用品
- 電気工事士の義務
出題傾向と対策
電気用品とは
電気部品・機器・装置(まとめて電気用品)は感電による事故や火災の原因となり得る。
そこで、電気用品安全法という法律で、電気用品の製造や販売を規制し、また電気用品による危険および障害の発生を防止している。
<PS>Eと(PS)Eの電気用品
電気用品は次の2つに分類される。
・特定電気用品 <PS>E
・<PS>E 以外の電気用品 (PS)E
で、過去問では、いろんな部品・材料、機器が <PS>E か (PS)E のどちらかを答えさせる。
これを正解するためには、いろんな電気用品がどちらになるかを暗記しなければならない。
だから、後回しにすることをお勧めする。
1点、電気用品そのものには電気が流れないものはほぼ確実に (PS)E である。これはけっこう使えるので、早めにマスターしておくのがお勧め。
電気工事士の義務
電気工事士は、電気工作物の設置または変更の工事をするときには、規定された電気用品の表示、<PS>E と (PS)E 等がついていない部品を使用することはできない。
過去問
R3年下期 午後問29改
「電気用品安全法」の適用を受ける電気用品に関する記述として、誤っているものは
<解答の選択肢>
- 電気工事士は、「電気用品安全法」に定められた所定の表示が付されているものでなければ、電気用品を電気工作物の設置又は変更の工事に使用してはならない
- 「◇PSE」の記号は、電気用品のうち特定電気用品を表す
- (PS)E の記号は、輸入した特定電気用品を示す
- 「〇PSE」の記号は、電気用品のうち特定電気用品以外の電気用品を示す
<解法>
(PS)E の記号は、電気用品のうち特定電気用品以外の電気用品を示す。誤っているのは選択肢3。
また、選択肢1は電気工事士の義務であり、正しい。
R3年下期 午前問29
「電気用品安全法」の適用を受ける次の配線器具のうち、特定電気用品の組合せとして、正しいものは。ただし、定格電圧、定格電流、極数等から全てが「電気用品安全法」に定める電気用品であるとする
<解答の選択肢>
- タンブラースイッチ、カバー付ナイフスイッチ
- 電磁開閉器、フロートスイッチ
- タイムスイッチ、配線用遮断器
- ライティングダクト、差込み接続部
<解法>
次の電気用品は非特定電気用品
・カバー付ナイフスイッチ
・電磁開閉器
・ライティングダクト
したがって、特定電気用品<PS>Eの組み合わせは、選択肢3
<ふくらぼ流>
この問題を確実に正解しようとすれば、かなりの労力が必要となる。他の問題で 60点以上取れるようになってからの対策をお勧めする。
まとめ
特定電気用品<PS>Eとそれ以外の電気用品(PS)Eは、必ず出題される問題。
重要ポイントは次の通り。
- 電気用品とは
- <PS>Eと(PS)Eの電気用品
- 電気工事士の義務
関連問題
・R3年下期-午後問29 <PS>Eと(PS)E
・R3年下期-午前問29 <PS>Eと(PS)E
・R3年上期-午後問29 <PS>Eと(PS)E
・R3年上期-午前問29 <PS>Eと(PS)E
・R2年下期-午後問29 <PS>Eと(PS)E
・R2年下期-午前問29 <PS>Eと(PS)E