問題 <R3年上期 午前問28>
「電気工事士法」において、一般用電気工作物の工事又は作業で電気工事士でなければ従事できないものは
<解答の選択肢>
- 差込み接続器にコードを接続する工事
- 配電盤を造営材に取り付ける作業
- 地中電線用の暗きょを設置する工事
- 火災感知器に使用する小型変圧器 (二次電圧が 36V 以下) 二次側の配線工事
【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午前問28】
電気工事士でなければ従事できない作業は、配電盤を造営材に取り付ける作業
関連問題
・R3年下期-午後問28
・R3年上期-午後問28
・R3年上期-午前問28
同じ年度の問題
・前の問題(問27)
・次の問題(問29)
・令和3年度上期-午前問題一覧
解法と解説
方針
第二種電気工事士で従事できる作業は、過去6回で3回出題されている合格の分かれ道項目。全部の作業を従事できる/できないに切り分けるのは多大な労力が必要となるが、過去問は解けるようになっておこう。
ふくラボ流攻略法
電気工事士の作業範囲切り分けの目安は、
- 2種は一般用電気工作物、自家用電気工作物(500kW未満)は1種
- 電気工事士でなければできない作業
- 技能試験でする作業
- 筆記試験で出題される問題に関連した作業
- 電気工事士でなくてもできる作業
- 小規模工場で頻繁に発生する作業
- 土木業者などの専門業者に頼んだほうが早い・頼まないと無理な作業
選択肢1
コードを接続する作業は、電気工事士でなくてもできる作業
選択肢2
配電盤を造営材に取り付ける作業は電気工事士でなくてはできない作業。
選択肢3
地中電線用の暗きょを設置する工事は、専門の土木業者にやってもらいたい作業
選択肢4
二次側電圧 60V以下の小勢力回路は筆記試験でも頻繁に出題されているため、電気工事士の作業範囲に分類される。
た、だ、し、特例で二次電圧が 36V 以下の変圧器の二次側配線工事は、電気工事士でなくても作業可能。
この選択肢にある火災感知器・報知器の設置などは、電気の会社ではなくガス会社や消防の作業範囲と考えられが、この作業まで電気工事士の作業とすると、非常に効率が悪くなる。そこで、特例的に 36V以下は電気工事士でなくても作業 OK にしているように感じる。(実際はどのような理由かは知らないが)
まとめ
第二種電気工事士で従事できる作業は、過去6回で3回出題されている合格の分かれ道項目。全部の作業を従事できる/できないに切り分けるのは多大な労力が必要となるが、過去問は解けるようになっておこう。
切り分けの目安は、
- 2種は一般用電気工作物
- 電気工事士でなければできない作業
- 技能試験でする作業
- 筆記試験で出題される問題に関連した作業
- 電気工事士でなくてもできる作業
- 小規模工場で頻繁に発生する作業
- 土木業者などの専門業者に頼んだほうが早い・頼まないと無理な作業
関連問題
・R3年下期-午後問28
・R3年上期-午後問28
・R3年上期-午前問28
解説
・電気工事士の作業範囲
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