問題 <R3年上期 午後問7>
図のような単相3線式回路において、消費電力 100W、200W の2つの負荷はともに抵抗負荷である。図中の×印点で断線した場合、a-b間の電圧 [V] は。ただし、断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする
<解答の選択肢>
(選択肢は省略)
【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問7】
中間線が断線すると、200Vの電源に 100Ω と 50Ω の抵抗が直列接続された回路になるから、回路に流れる電流は約 1.33A。a-b間の電圧は 133V
関連問題(単相3線式回路)
・R3年下期-午後問7(電力損失)
・R3年下期-午前問7(電圧降下)
・R3年上期-午前問7(断線)
・R3年上期-午前問6(流れる電流)
・R2年下期-午後問7(電力損失)
・R2年下期-午前問7(電力損失)
同じ年度の問題
・前の問題(問6)
・次の問題(問8)
・令和3年度上期-午後問題一覧
解法と解説
方針
単相3線式回路の問題は、ほぼ毎回出題されている合格の必須項目。過去問を繰り返し解き、得点源に。
単相3線式回路の中性線が断線すると、単相交流回路と同じになる。
ふくラボ流攻略法
単相3線式の中性線が断線すると、次の図のように、単相200V 回路と同じになる。
この回路では、単相 200V 電源に、100Ωと 50Ωの抵抗負荷が直列に接続されたのと同じ。
よって、回路に流れる電流 I は、
I = V / R = 200 / (100+50) = 1.333…
a-b間の電圧はオームの法則と同じ計算で、
Va-b = I × R = 1.333… × 100 = 133.3… [V]
まとめ
単相3線式回路の問題は、ほぼ毎回出題されている合格の必須項目。過去問を繰り返し解き、得点源に。
単相3線式回路の中性線が断線すると、単相交流回路と同じになる。
関連問題(単相3線式回路)
・R3年下期-午後問7(電力損失)
・R3年下期-午前問7(電圧降下)
・R3年上期-午前問7(断線)
・R3年上期-午前問6(流れる電流)
・R2年下期-午後問7(電力損失)
・R2年下期-午前問7(電力損失)
解説
・配電線路での電力損失(発熱損失)
・単相3線式の仕組み
同じ年度の問題
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