【電気工事士２種筆記】三相誘導電動機の駆動周波数と回転数(R3年度上期-午後問14)

問題＜R3年上期午後問14＞
三相誘導電動機が周波数 60Hz の電源で無負荷運転されている。この電動機を周波数 50Hz の電源で無負荷運転した場合の回転の状態は

＜解答の選択肢＞

【出典：令和３年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問14】

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三相誘導電動機の無負荷時の回転速度は回転数[rpm]=120×(駆動周波数[Hz])／極数で与えられる。なので、周波数が60→50Hz へ変化したとき、回転数は減少する

解法と解説

三相誘導電動機は、過去６回で６回出題の合格必須項目。合格するための重要ポイントは２つ。

三相誘導電動機の無負荷時の回転速度は同期速度とほぼ一致する。

同期速度は次式で求められる。

電動機の駆動周波数=電源周波数 f は式の分子にあるから、周波数が 60Hz から50Hz へ低くなるときには、Ns は小さくなる。

したがって、選択肢の中で正しいのは選択肢３：回転数が減少する。

三相誘導電動機の重要ポイントは２つ。