【電気工事士２種筆記】三相負荷に三相交流電圧を加えたときの線間電圧(R3年度下期-午前問5)

問題＜R3年下期午前問5＞
図のような三相負荷に三相交流電圧を加えたとき、各線に 20A の電流が流れた。線間電圧 E[V] は

＜解答の選択肢＞
(選択肢は省略)

【出典：令和３年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午前問5】

答えはこちら
負荷はスター結線(Y結線)。6Ω抵抗に 20A 流れたということは、抵抗両端の電圧=相間電圧は 120V。そして線間電圧は相間電圧の √3 倍なので、208V

解法と解説

三相交流回路の線間電圧に関連する問題は、過去６回で４回出題の合格の必須項目。マスターすべきは一つだけなので、早めのマスターをお勧めする。

重要ポイントは、スター結線(Y結線)の線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]

三相交流回路スター結線の相電圧と線間電圧を図示すると、

図中にも書いてある通り、(負荷が)Y結線で回路が対称(それぞれの負荷が等しい)とき、次の関係式が成り立つ。

線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]

上の図と問題文の図を眺めると、問題文の負荷はスター結線(Y結線)。

6Ω抵抗に 20A 流れたということは、抵抗両端の電圧=相間電圧は 120V。

そして線間電圧は相間電圧の √3 倍なので、

V = √3 × 120 = 207.4… [V]

三相交流回路の線間電圧に関連する重要ポイントは、

線間電圧 [V] = √3 × 相電圧 [V]