【電気工事士2種筆記】コンセントの電圧と極性を確認するための測定器(R3年度上期-午前問44)

問題 <R3年上期 午前問44>
14で示すコンセントの電圧と極性を確認するための測定器の組合せで、正しいものは

<解答の選択肢>

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午前問44】



コンセントの電圧と極性を確認するための測定器は、テスタと検電器の選択肢ロ

関連問題
R3年下期-午後問24(計測器の役割)
R3年下期-午後問41(計測器の外観)
R3年上期-午後問24(計測器の用途)
R3年上期-午前問24(計測器の用途)
R3年上期-午前問44(計測器の外観)

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解法と解説

方針

計測器の外観・用途は、過去6回で5回出題されている合格の分かれ道項目。

覚えることは多いが、得点できるように。

ふくラボ流攻略法

まず、14のコンセントがつながっている電路を確認すると、単相 100V である。

次に選択肢を見ていくと、選択肢ハとニの上側にある機器は、絶縁抵抗計(メガー)で、文字通り(電路の)絶縁抵抗を測定する。

問題文には「コンセントの電圧と極性を測定するには」とあり、絶縁抵抗を測定したわけではない。

だから、これら選択肢ハとニは不適。

残るイとロだが、上側の機器は共通で、これは回路計(テスタ)。電路の電圧、電流、抵抗を測定できる。これを使えば、コンセントの電圧 (交流100V) を測定することができる。

ということは、決めては下側に記載されている機器。

選択肢イは検相器で、選択肢ロは検電器

名称が似ていてややこしいかもしれないが、検相器三相回路の相順(相回転)の確認するのに使う。このコンセントは単相 100V だから、検相器は不要。

ということは、正解は検電器を含む選択肢ロになるが、念のため最終確認を。

検電器は、電路の充電の有無=電路に電圧がかかっているかどうかを確認することができる。

単相 100V は、片方の電路は接地されていて、この電路の対地電圧はいつも 0V。もう片方は非接地(接地されていない)線で、こちらは交流 100V がかかっている。

ということは、検電器が反応した電路は非接地線で、反応しかなった電路は接地線と判断できる。つまり、極性を調べることができる。

まとめ

一つ一つの計測器の用途と外観を明確に説明・区別できるようにしておこう。

関連問題
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R3年上期-午後問24(計測器の用途)
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R3年上期-午前問44(計測器の外観)

解説
検相器

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