【電気工事士２種筆記】直流回路と電圧降下(R3年度上期-午前問1)

問題＜R3年上期午前問1＞
図のような回路で、スイッチＳを閉じたとき、a-b端子間の電圧 [V] は

＜解答の選択肢＞
(選択肢は省略)

【出典：令和３年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午前問1】

答えはこちら
Sを閉じると、S と並列接続の 30Ω抵抗の両端が接続され、抵抗 0 と同じ状態。また、端子 a すぐ手前の 30Ω抵抗には電流は流れない。したがって、100V電源から流れ出す回路電流は 100V/60Ω [A] となり、a-b間の電圧は 50V

解法と解説

直流回路は、毎回出題されている合格の必須項目。解法はパターン化されているので得点源に。

スイッチ S を閉じると、スイッチと並列接続されている抵抗部分の抵抗値は 0Ω になる。

また a端子につながる 30Ω抵抗には電流が流れないから、100V電源から出た電流は 30Ω抵抗２つを流れる。この電流値は 100/60 [A]。

すると、回路図縦方向に接続された抵抗両端の電圧は 50V。

先ほども言ったが、a端子に直接接続している 30Ω抵抗には電流が流れない。ということは、この抵抗両端の電圧(=電圧降下)は 0V。

したがって、a-b端子間の電圧は 50V。

直流回路は、毎回出題されている合格の必須項目。解法はパターン化されているので得点源に。