【電気工事士2種筆記】電線を複数本一緒に施設した場合の電流減少係数と許容電流(R3年度上期-午前問8)

問題 <R3年上期 午前問8>
合成樹脂製可とう電線管 (PF管) による低圧屋内配線工事で、管内に断面積 5.5mm2 の 600V ビニル絶縁電線 (軟銅線) 7本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流 [A] は。ただし、周囲温度は 30℃以下、電流減少係数は 0.49 とする

<解答の選択肢>

  1. 13
  2. 17
  3. 24
  4. 29

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午前問8】



5.5mm2 電線の許容電流は 49A。同一管に7本収めたときの電流減少係数は 0.49 だから、電線1本当たりの許容電流は 24A

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解法と解説

方針

電線の許容電流と電流減少係数の問題は合格超必須項目。この問題も確実に正解できるように。

ふくラボ流攻略法

より線の許容電流の値を表にまとめると

(周囲温度 30℃以下)

心線太さ [mm2 許容電流 [A]
2.0 27
3.5 37
5.5 49
8.0 61

この表から、断面積 5.5mm2 の電線 1本の許容電流は 49A。

次に、1本の PF管に 7本の電線を収めるときの電流減少係数は、問題文から 0.49。

したがって、電線 1本当たりの許容電流は次の式で求められる。

49[A] × 0.49 = 24.01[A]

まとめ

電線の許容電流と電流減少係数の問題は合格超必須項目。

確実に正解できるように、許容電流と電流減少係数をマスターすべし。

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解説
電線の許容電流

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