問題 <R3年上期 午後問41>
11で示す図記号の機器は
<解答の選択肢>
【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問41】
11の機器は、BE → 漏電遮断器、3P 100A → 3極100A。加えて (欠相保護付) との表記も。以上から、11 は欠相保護付き漏電遮断器。外観は選択肢二
関連問題
・R3年下期-午後問40(モータブレーカ)
・R3年下期-午前問35(開閉器)
・R3年上期-午後問34(開閉器)
・R3年上期-午後問41(漏電遮断器中性線欠相保護)
・R2年下期-午後問35(漏電遮断器)
・R2年下期-午後問39(開閉器)
・R2年下期-午前問46(漏電遮断器)
同じ年度の問題
・前の問題(問40)
・次の問題(問42)
・令和3年度上期-午後問題一覧
解法と解説
方針
開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目。
この問題では欠相保護をマスターしよう。
ふくラボ流攻略法
問題文の図記号から、この機器が何かを調べていく。
まず、「BE」とあるから、漏電遮断機能付きの過電流遮断器。
次、「3P」とあるから、端子は3極。
「100A」は過電流に対する定格電流。
最後、これがこの問題の曲者だが、「欠相保護付」。
欠相保護とは、単相3線式電路では、中性線が断線=欠相してしまうと、電路に接続された負荷(機器)に過電圧がかかることがあり、損傷する恐れがある。これを保護するため、中性線が欠相したら、残る2つの電路を遮断し、機器に過電圧がかかるのを防ぐ。これが欠相保護付き。
この欠相保護付きだが、外観で判断するポイントは3つ。
- 銘板に「中性線欠相保護」という文字
- 中性線電路をどこに接続するかを指定する N の文字あり。この指定のある極に中性線を接続しないと、欠相保護できない
- ノーマル遮断器ではお目にかからない変な線が N指定の極にある
これらの情報を元に、各選択肢を吟味していく。
まず、漏電遮断機能付き過電流遮断器だから、テストスイッチがある and 漏電の感度電流の記載がある、選択肢ロとニに絞られる。
そして、「欠相保護」について、選択肢二は3つのポイントが全部当てはまるから、機器11の遮断器の外観は、選択肢二。
まとめ
開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目。
図記号と名称、外観をまとめてマスターし、確実に得点できるように。
関連問題
・R3年下期-午後問40(モータブレーカ)
・R3年下期-午前問35(開閉器)
・R3年上期-午後問34(開閉器)
・R3年上期-午後問41(漏電遮断器中性線欠相保護)
・R2年下期-午後問35(漏電遮断器)
・R2年下期-午後問39(開閉器)
・R2年下期-午前問46(漏電遮断器)
解説
・開閉器の解説
同じ年度の問題
・前の問題(問40)
・次の問題(問42)
・令和3年度上期-午後問題一覧