【電気工事士2種筆記】単相3線式回路における配線の電力損失(R3年度下期-午後問7)

問題 <R3年下期 午後問7>
図のような単相3線式回路において、電線1線当たりの電気抵抗が 0.2Ω、抵抗負荷に流れる電流がともに 10A のとき、配線の電力損失 [W] は。

<解答の選択肢>
(選択肢は省略)

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験 下期 午後問】



配線路抵抗と負荷抵抗の大きさと接続をみると、中央の配線路に対して対称な回路だから、中央の配線路には実質電流は流れない。したがって、配線の電力損失は 40W

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解法と解説

方針

単相3線式回路の問題は、ほぼ毎回出題されている合格の必須項目。過去問を繰り返し解き、得点源に。

重要ポイントは、回路が対称のとき中性線には電流が流れない

ふくラボ流攻略法

単相3線式回路に接続された2つの負荷が互いに等しいとき、回路は中性線に対し対称となる。このとき、中性線には電流は流れない。

問題文を読むと、抵抗負荷に流れる電流は上下の負荷ともに 10A。ということは、この回路は対称。ということは、中性線には電流は流れない。

このため、この回路の配電線路での電力損失は次の箇所で起こる。

したがって、配線全体での電力損失は 40 W

まとめ

単相3線式回路の問題は、ほぼ毎回出題されている合格の必須項目。過去問を繰り返し解き、得点源に。

重要ポイントは、回路が対称のとき中性線には電流が流れない

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解説
配電線路での電力損失(発熱損失)
単相三線式の仕組み

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