【電気工事士2種筆記】欠相保護付き漏電遮断器の外観(R3年度上期-午後問41)

問題 <R3年上期 午後問41>
11で示す図記号の機器は

<解答の選択肢>

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験上期-午後問41】



11の機器は、BE → 漏電遮断器、3P 100A → 3極100A。加えて (欠相保護付) との表記も。以上から、11 は欠相保護付き漏電遮断器。外観は選択肢二

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解法と解説

方針

開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目

この問題では欠相保護をマスターしよう。

ふくラボ流攻略法

問題文の図記号から、この機器が何かを調べていく。

まず、「BE」とあるから、漏電遮断機能付きの過電流遮断器。

次、「3P」とあるから、端子は3極。

「100A」は過電流に対する定格電流。

最後、これがこの問題の曲者だが、「欠相保護付」。

欠相保護とは、単相3線式電路では、中性線が断線=欠相してしまうと、電路に接続された負荷(機器)に過電圧がかかることがあり、損傷する恐れがある。これを保護するため、中性線が欠相したら、残る2つの電路を遮断し、機器に過電圧がかかるのを防ぐ。これが欠相保護付き。

この欠相保護付きだが、外観で判断するポイントは3つ。

  • 銘板に「中性線欠相保護」という文字
  • 中性線電路をどこに接続するかを指定する N の文字あり。この指定のある極に中性線を接続しないと、欠相保護できない
  • ノーマル遮断器ではお目にかからない変な線が N指定の極にある

これらの情報を元に、各選択肢を吟味していく。

まず、漏電遮断機能付き過電流遮断器だから、テストスイッチがある and 漏電の感度電流の記載がある、選択肢ロとニに絞られる。

そして、「欠相保護」について、選択肢二は3つのポイントが全部当てはまるから、機器11の遮断器の外観は、選択肢二。

まとめ

開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目

図記号と名称、外観をまとめてマスターし、確実に得点できるように。

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解説
開閉器の解説

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