【電気工事士2種筆記】設置する遮断器の種類(R3年度下期-午前問35)

問題 <R3年下期 午前問35>
⑤で示す部分に施設する機器は

<解答の選択肢>

  1. 3極2素子配線用遮断器 (中性線欠相保護付)
  2. 3極2素子漏電遮断器 (過負荷保護付、中性線欠相保護付)
  3. 3極3素子配線用遮断器
  4. 2極2素子漏電遮断器 (過負荷保護付)

【出典:令和3年度第ニ種電気工事士筆記試験下期-午前問35】



機器⑤は「BE」で、接続電路は 1Φ3W式、そして欠相保護付と記述されている。したがって、⑤部分に施設する機器は3極2素子漏電遮断器 (過負荷保護付、中性線欠相保護付)

関連問題
R3年下期-午後問36
R3年下期-午前問35(漏電遮断器)
R3年下期-午前問46(2P2E)
R3年上期-午前問45(2P2E)

同じ年度の問題
前の問題(問34)
次の問題(問36)
令和3年度下期-午前問題一覧

解法と解説

方針

開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目

問題を解くときのポイントはそれほど多くないので、確実に得点できるように。

ふくラボ流攻略法

機器⑤は「BE」と記されているので漏電遮断機能のある過電流遮断器。

そして、図記号の横にいろいろ仕様が記述されているが、一番下に「(欠相保護付)」という単語が。

単相3線式電路では、中性線(接地線)が断線=欠相すると、電路に接続されている負荷(機器)に高電圧がかかることがあり、機器が損傷する恐れがある(どれくらいの電圧がかかるかは、過去問でも出題されている)。

この欠相を検出して機器を保護するための仕組みが欠相保護付き。

そして最後、この遮断器が接続されている電路を確認すると、1Φ3W式だから、遮断器の電極は3極必要。

これらの情報を元に選択肢を眺めると、中性線欠相保護付の選択肢1と2に絞られる。

そして「漏電遮断器」だから、⑤部分に施設する機器は3極2素子漏電遮断器 (過負荷保護付、中性線欠相保護付)が正解。

ちなみに、この機器の外観がこちら。

画像が粗いから識別できないかもしれないが、銘板の一番上に「中性線欠相」という文字が記載されている。

まとめ

開閉器(配線用遮断器、漏電遮断器)の問題は、ほぼ毎回出題されている合格必須項目。

問題を解くときのポイントはそれほど多くないので、確実に得点できるように。

関連問題
R3年下期-午後問36
R3年下期-午前問35(漏電遮断器)
R3年下期-午前問46(2P2E)
R3年上期-午前問45(2P2E)

解説
遮断器の 2P1E と 2P2E
開閉器の解説

同じ年度の問題
前の問題(問34)
次の問題(問36)
令和3年度下期-午前問題一覧

タイトルとURLをコピーしました